樹脂材料のご案内


熱硬化性プラスチックにも、さまざまな種類、性能があり、用途によって使い分けられます。
当社では,お客様と入念に打ち合わせを重ね、理想の樹脂をご提案させていただきます。
ここでは様々な種類の樹脂材料の特性をご紹介しています。

樹脂名称性質・特徴
フェノール樹脂開発されてから100年以上、最も歴史のある樹脂素材です。価格が安く、硬化速度が速く、成型性が良いです。強度、弾性率、耐熱性が優れていて難燃性です。
ユリア樹脂ユリア(尿素)とホルマリンを反応させてつくられています。別名、尿素樹脂ともいい、強度に優れ、着色性が良い樹脂です。表面硬度が高く、耐傷性や耐薬品性に優れています。
メラミン樹脂作り方はユリア樹脂とほぼ同じです。ユリア樹脂とほぼ同じ性質ではありますが、さらに耐水性があり、耐熱性に優れ表面硬度が高くなっています。
エポキシ樹脂分子の端にエポキシ基とよばれる反応しやすい結合を有します。これに硬化剤を加えて反応させると、分子の間に架橋が起こり硬化樹脂がえられます。機械的強度、耐熱性、電気的性質、耐薬品性が優れています。
不飽和ポリエステル樹脂無水マイレン酸とプロピレングリコールを反応させ、不飽和ポリエステルにスチレンを加えて架橋した硬化樹脂があります。ガラス繊維を充填したFRPがよく知られ、FRPとした場合、機械的強度、耐熱性、耐熱水性、耐薬品性に優れ、難燃剤を加えることにより難燃化できます。
ジアリルフタレート樹脂アリルアルコールと無水フタル酸を反応させ、ジアリルエステルを作り、それにスチレン、酢酸ビニルなどで架橋させて作ります。フェノール樹脂より更に、耐水性、耐熱性、寸法安定性、電気絶縁性が優れています。